「働く」って、どんなこと?まずは仕事を知るところから
高校を卒業したら、就職する。
そう決めている人もいれば、
「どんな仕事があるのか、まだよく分からない」
「自分に向いている仕事って何だろう?」
「求人票を見ても、何を基準に選べばいいのか分からない」
そんな人も多いと思います。
高校生にとって、就職活動はほとんどの人が初めて経験するものです。
最初から「自分にぴったりの会社」や「一生続けられる仕事」を見つけようとすると、少し難しく感じてしまうかもしれません。
だから、最初はもっと簡単に考えて大丈夫です。
まずは「世の中には、どんな仕事があるのか」を知ること。
そこから始めてみましょう。

例えば、
など、仕事にはたくさんの種類があります。
でも、自分が普段生活している中で見えている仕事は、そのほんの一部かもしれません。
例えば、コンビニで買い物をするとき。
レジで接客している人だけではなく、商品を運ぶ人、商品を作る人、店舗を管理する人、システムを支える人など、たくさんの仕事が関わっています。
普段何気なく利用しているものの裏側にも、たくさんの「仕事」があります。
「こんな仕事もあるんだ」
そうやって知っていくことが、就職活動の最初の一歩です。
仕事を選ぶとき、
「好きなことを仕事にしたい」
と考える人もいるでしょう。
もちろん、それも大切な考え方です。
ただ、仕事を選ぶ基準はそれだけではありません。
例えば、
「人と話すことが好き」
→ 接客、営業、販売など
「一人で集中して作業するのが好き」
→ 製造、技術、事務など
「体を動かすことが好き」
→ 建設、物流、製造など
「機械やパソコンに興味がある」
→ 技術、IT、製造など
「人の役に立つ仕事がしたい」
→ 医療、介護、サービスなど
同じ「働く」でも、向いている環境や仕事のスタイルは人によって違います。
そして、高校生の段階ですべてを決める必要はありません。
「ちょっと興味がある」
それだけでも十分です。
「自分には何が向いているんだろう?」
これは就職活動をするとき、多くの人が考えることです。
でも、実際に働いたことがない段階で、自分に向いている仕事を完璧に判断するのは難しいものです。
学校の授業で得意だったことと、仕事で得意なことが同じとは限りません。
逆に、
「自分には向いていないと思っていたけど、やってみたら意外と楽しかった」
ということもあります。
だからこそ、最初から答えを出そうとするのではなく、
「ちょっと気になる」
「一度見てみたい」
「話を聞いてみたい」
という気持ちを大切にしてみてください。
求人票を見るようになると、どうしても最初に給与が目に入るかもしれません。
もちろん給与は大切です。
でも、それだけで会社を決めるのはおすすめしません。
例えば、
など、確認したいことはたくさんあります。
「給料が高いから」だけではなく、
「ここで自分が働いている姿を想像できるか」
という視点も持ってみましょう。
求人票だけでは分からないこともたくさんあります。
会社のホームページを見たり、学校の先生に話を聞いたり、会社見学に参加したりすることで、少しずつその会社のことが分かってきます。
実際に職場を見ると、
「思っていたより明るい雰囲気だな」
「こういう仕事をしているんだ」
「社員の人たちが楽しそうだな」
など、求人票だけでは分からない発見があります。
逆に、
「自分が思っていた仕事とは少し違うかも」
と気づくこともあります。
それも大切な発見です。
就職活動というと、
「どの会社に応募するか」
を決めることだと思いがちです。
でも、本当はそれだけではありません。
「自分はどんな仕事をしたいのか」
「どんな働き方をしたいのか」
「どんな環境なら頑張れそうなのか」
を考える時間でもあります。
高校卒業後、初めて社会に出る。
それは楽しみでもあり、不安でもあると思います。
分からないことがあって当然です。
だからこそ、焦って答えを出す必要はありません。
いきなり何十社もの会社を見る必要はありません。
まずは、
「興味のある仕事は何だろう?」
「学校で好きな授業は何だろう?」
「人と話すのが好き?それとも一人で作業するほうが好き?」
「体を動かす仕事はどうだろう?」
「地元で働きたい?少し遠くても大丈夫?」
そんなことを考えてみてください。
家族や先生、先輩に、
「どんな仕事をしているの?」
と聞いてみるのもいいと思います。
意外と身近なところに、仕事を知るヒントがあります。
就職活動で一番もったいないのは、
知らない仕事を最初から選択肢から外してしまうこと。
世の中には、自分がまだ知らない仕事がたくさんあります。
最初は興味がなくても、仕事内容を知ってみたら面白そうだと思うかもしれません。
逆に、昔から憧れていた仕事でも、詳しく調べてみると「ちょっと違うかも」と思うこともあります。
それでいいんです。
知る → 比べる → 考える。
その繰り返しの中で、自分に合う仕事が少しずつ見えてきます。

高校生の就職活動は、人生で初めて「自分の働く場所」を考える機会です。
最初から正解を見つけなくても大丈夫です。
分からないことがあって当然です。
大切なのは、何も知らないまま決めてしまうのではなく、いろいろな仕事を知って、自分なりに考えてみること。
「こんな仕事があるんだ」
「ちょっと気になるな」
そんな小さな興味から始めてみましょう。
このシリーズではこれから、
高校生の就職活動で知っておきたいこと、会社選びのポイント、求人票の見方、面接、働き始めてからのことなどを、できるだけ分かりやすく紹介していきます。
最初から自分に合う仕事を決める必要はありません。
世の中には、まだ知らない仕事がたくさんあります。まずは知ることから始めましょう。
人と話すことが好き、体を動かすことが好き、一人で集中するのが好きなど、自分の性格や得意なことも仕事選びのヒントになります。
給与や休日だけでなく、仕事内容や職場の雰囲気、教育制度なども大切です。会社見学などを利用して、実際の職場を見てみましょう。
「就職する」と決めたけれど、
何から始めればいいのか分からない。
そんな人も多いと思います。
次回は、就職活動を始めるときに知っておきたいことや、求人情報の探し方、学校の先生や家族への相談など、最初の一歩を踏み出すためのポイントを紹介します。
焦らず、一つずつ進めていきましょう。
高校生・大学生の就職を長く支援していくための情報コーナー
高校生の就職活動について、厚生労働省でも詳しく案内されています。
→ 中学校・高等学校卒業予定者の就職・採用活動時期について(厚生労働省)
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