高校生の皆さん、就職活動で履歴書を書いたことはありますか?
「何を書けばいいのかわからない」
「自分にはアピールできることがない」
「志望動機って、どうやって考えるの?」
初めての履歴書では、そんな悩みを感じる人も多いと思います。
履歴書は、会社に自分のことを知ってもらうための大切な書類です。
でも、難しい言葉を使ったり、立派な経験を書いたりする必要はありません。
大切なのは、自分がどんな人なのか、なぜその会社で働きたいのかを、自分の言葉で伝えることです。
今回は、履歴書を書くときの基本と、自分の良さを伝えるためのポイントを紹介します。
高校を卒業して就職する場合、一般的には「全国高等学校統一用紙」という履歴書を使用します。
これは、高校生が公平に採用選考を受けられるように用意されたものです。
主な記入項目には、次のようなものがあります。
氏名・住所・生年月日
在籍校
資格・検定
校内外の活動
志望の動機・アピールポイント
2026年3月卒業者からは履歴書の様式が変更され、自己PRなども書きやすい内容になっています。
また、履歴書の作成は手書きだけでなく、パソコン入力が認められる場合もあります。
応募先によって指定が異なることがあるため、必ず学校の先生や求人票で確認しましょう。
履歴書を書く前に、少しだけ自分の高校生活を振り返ってみてください。
特別な資格や大会での実績がなくても大丈夫です。
例えば、
毎日、遅刻しないように登校していた
部活動を最後まで続けた
文化祭や体育祭の準備を頑張った
苦手な教科の勉強に取り組んだ
クラスの係や委員会の仕事を担当した
アルバイトやボランティアを経験した
こうした身近な経験も、自分の良さを伝える材料になります。
例えば、部活動でレギュラーになれなかったとしても、3年間練習を続けたことは「継続する力」につながります。
学校行事で目立つ役割ではなくても、準備や片付けを頑張った経験からは「周囲を支える姿勢」が伝わります。
自分では当たり前だと思っていることが、実は長所かもしれません。
履歴書の中でも、特に悩みやすいのが志望動機です。
志望動機とは、「なぜその会社で働きたいと思ったのか」を伝えるものです。
例えば、
「家から近いから」
「給料が良いから」
「休みが多いから」
こうした理由も、仕事選びでは大切です。
ただ、それだけでは、会社に自分の思いが十分に伝わらないこともあります。
そこで、仕事内容や会社に興味を持った理由も考えてみましょう。
私は、ものづくりに関わる仕事に興味があります。
学校の授業では、一つひとつの作業を丁寧に進めることを心がけてきました。
職場見学で実際の作業を見て、製品をつくる仕事に魅力を感じました。
入社後は、仕事を一つずつ覚え、正確に作業ができるよう努力したいと考えています。
大切なのは、上手な文章を書くことよりも、自分の経験や気持ちに合った内容にすることです。
「自分には人に自慢できることがない」
そう思っている人もいるかもしれません。
でも、自己PRは自慢をするためのものではありません。
自分の良いところや、これまで頑張ってきたことを伝えるものです。
例えば、こんな長所が考えられます。
コツコツ取り組める人
決められたことを続ける力があります。
人と協力するのが得意な人
周囲の人と協力しながら物事を進められます。
丁寧に作業する人
一つひとつ確認しながら取り組めます。
わからないことを質問できる人
わからないままにせず、学ぼうとする姿勢があります。
私の長所は、一度決めたことを最後まで続けられるところです。
高校では3年間、部活動に取り組んできました。
思うように結果が出ないこともありましたが、練習を続けることを大切にしてきました。
仕事でも、すぐにできないことがあっても諦めず、一つずつ覚えていきたいと思っています。
立派な言葉を使う必要はありません。
実際の経験をもとに伝えることが大切です。
内容だけでなく、履歴書の基本的な書き方にも注意しましょう。
特に確認しておきたいのは、次の5つです。
誤字・脱字がないか確認する。 自分の名前や住所、学校名などは特に注意しましょう。
資格は正式名称で書く。 取得した年月も正しく確認しましょう。
読みやすい文章を心がける。 難しい言葉よりも、わかりやすさが大切です。
事実と違うことを書かない。 自分の経験を正直に伝えましょう。
提出前に先生に確認してもらう。 自分では気づかなかった点を教えてもらえることがあります。
また、写真の準備や履歴書の作成方法についても、学校の案内や応募先の指定に従いましょう。
公式参考資料: 厚生労働省|採用選考の具体的な方法。
最近は、インターネットで志望動機や自己PRの例文を簡単に調べることができます。
文章づくりを手伝ってくれるAIなどのサービスもあります。
こうしたものを参考にすること自体は悪いことではありません。
ただし、例文をそのまま使ってしまうと、面接で質問されたときに、自分の言葉で説明できなくなることがあります。
履歴書に書いた内容は、面接でも聞かれる可能性があります。
だからこそ、
「自分はどう思ったのか」
「実際にどんな経験をしたのか」
「これからどんなことを頑張りたいのか」
この3つを、自分なりに考えてみてください。
文章が少し不器用でも、自分の経験や気持ちを伝えることには意味があります。
履歴書を最初から一人で完成させる必要はありません。
学校の先生に相談したり、家族に自分の長所を聞いてみたりするのも良い方法です。
自分では気づかなかった良さを教えてもらえることもあります。
また、履歴書の書き方だけでなく、応募書類の提出方法や期限なども、学校の先生と確認しておきましょう。
焦らず、一つずつ準備していくことが大切です。
① 履歴書は、自分のことを知ってもらうための書類
難しい言葉よりも、わかりやすく正確に伝えることが大切です。
② 自己PRは身近な経験から考えよう
部活動や学校行事、毎日の生活にも自分の長所を見つけるヒントがあります。
③ 志望動機は自分の言葉で伝えよう
なぜその会社で働きたいのか、自分の経験や気持ちをもとに考えてみましょう。
履歴書を書くことは、会社に自分を伝えるためだけの作業ではありません。
これまでの学校生活を振り返り、自分の得意なことや頑張ってきたことを見つける機会でもあります。
「自分には何もない」と思わず、日常の小さな経験にも目を向けてみてください。
そして、これからどんな仕事をしてみたいのか、どんな社会人になりたいのかを少しずつ考えていきましょう。
最初から完璧な履歴書を書く必要はありません。
一つひとつ考え、自分の言葉で伝えようとすることが、就職活動の大切な一歩になります。
お仕事Bankでは、岐阜で働くことを考えている高校生の皆さんに向けて、これからも就職活動に役立つ情報を発信していきます。
【高校生向け】第7回 面接の基本を知ろう!よく聞かれる質問と答え方
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「どんな質問をされるの?」「緊張してうまく話せなかったらどうしよう?」
次回は、高校生が初めての面接に臨むときに知っておきたい基本的なマナーや、質問への答え方を紹介します。
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